新人看護師のつらいお悩み相談倶楽部

看護師が抱える悩みのあれこれを解決します

夜勤で体調を崩してしまいました

夜勤で体調を崩してしまいました

夜勤業務の不安

新人看護師たちは日勤業務に慣れてきたころ夜勤業務に入り始めます。最初の1~2回は先輩看護師と一緒ですが、だいたい3回目以降くらいからは一人での業務となります。やっと仕事も覚えはじめたばかりの新人看護師にとって、一人での夜勤業務は不安なことだらけでしょう。でも、ベテラン先輩看護師たちも新人のころがあり、夜勤業務を乗り越えてきたのです。どうやって過酷な夜勤業務を乗り越えてきたのでしょうか?
夜勤に不安を感じる理由として、看護師の人数が少ないということがあげられます。病院の規模にもよりますが、昼間であれば多くの看護師が働いており、なにかあればすぐに相談することもできますし、協力してもらったり、助けて貰ったりすることができます。しかし、夜勤になると人数が一気に少なくなります。一人ではない場合でも、一人一人の看護師が受け持つ患者さんは昼間よりも増えます。そのため、自分の目の前の仕事で手一杯となり、なかなか先輩看護師に指示を仰ぐことも容易ではありません。
そうなると、「患者さんの容体が急変したらどうしよう?」「ミスをしたらどうしよう?」「わたし一人だけで対応できるだろうか?」などの不安が胸を締めつけます。そんなときの対策として、どんなに忙しくても一緒に夜勤業務を行う先輩看護師に常に相談するようにしましょう。これは、基本中の基本である「報告・連絡・相談」を徹底するということです。もちろん日勤業務でも基本ですが、夜勤業務において最も重要なことです。

自分の体力に対する不安

看護師は、2交代制や3交代制などの交代制勤務なので、不規則な生活になります。その不規則な中に夜勤業務も時々入ってくると、生活リズムは更に不規則になっていきます。新人看護師の中にはこの不規則生活で体調を崩してしまう人も多いようです。しかし、何度か夜勤をこなしていけば、自然と身体が慣れてきます。それでも身体がきつく体力的にも自信がない場合は夜勤を減らしてもらったり、日勤業務中心に変えてもらったりするといいでしょう。
逆に、2交代制や3交代制などで生活のリズムが不規則になるくらいなら、夜勤のみを定期的に勤務する夜勤専従看護師として働いている看護師もいます。夜勤は夜勤手当が出たり、昼間の時間がフリーになったりというメリットもあります。なによりも昼夜逆転してしまいますが、生活リズムは整います。
「夜勤は辛い」「夜勤は不安」と思い込まずに夜勤にもメリットがあると考えることでポジティブにとらえることも大切です。

ごあいさつ

わたしは企業のメンタルヘルスのカウンセラーですが、最近では医療関係者のメンタルヘルスチェックに携わる場面が増えています。その際、新人看護師さんからお悩みの相談を受けることが多々あり、それぞれにアドバイスをして感謝の言葉をいただくことが結構あるのです。訪問していただいた方にとって何らかのヒントでも提供できれば、と思っています。 このサイトへのお問い合わせはこちらからお願いします。お問い合わせフォーム